オンラインリアルタイムシステム

精選版 日本国語大辞典 の解説

オンラインリアルタイム‐システム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] on-line-real-time system ) 取得データ情報)が計算機情報処理機械)に直結されていて、物事進行と並行してデータ処理が行なわれ、その処理結果が直ちに直接必要な箇所に許容遅れ時間内に出力される処理方式。実時間システム

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百科事典マイペディア の解説

オンライン・リアルタイム・システム

コンピューターオンラインシステムを利用して遠隔地でも即時にデータを得る方式。企業や組織体において大型コンピューターを中心とし,末端現場を直接的な制御下におくデータ処理が典型。オンラインとは末端の入出力機器がコンピューターと配線で直接つながって,いつでもデータの伝送受信ができる状態をいい,オフライン(直接つながらず間に人間が介在する)に対する。リアルタイムは実時間,即時と訳され,末端からデータを伝送するとコンピューターが即時に処理して応答が返送されるという意味である。バンキングシステム,座席予約,航空管制,情報検索などに利用されている。
→関連項目キャッシュ・カード座席予約システムタイムシェアリング処理データ通信電子商取引

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

オンラインリアルタイム・システム
on-line real-time system

即時処理方式。データの発生に応じて,要求された時間内に,それを処理するように設計されたコンピュータシステム。処理結果が応答されるまでの時間が数百ミリ秒から数秒でなくては役に立たない。タイムシェアリング方式もこの部類に入るが,通常オンラインリアルタイム・システムという場合は,端末からはデータの入出力のみが行われ,中央のコンピュータ内の常駐プログラムにより,入出力データを処理する場合をいうことが多く,銀行の預金システム,国鉄などの座席予約システムなどがこれにあたる。

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流通用語辞典 の解説

オンライン・リアルタイム・システム【on-line real-time system】

データ通信システムによる情報処理の一形態で、遠隔地の端末装置と中央のコンピュータとを通信回線で直結(オンライン)し、各地で発生したデータを実時間(リアルタイム)で処理し、必要に応じて処理結果を所定の端末装置に送り返すことができるシステム。

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