リガチョフ(その他表記)Ligachev, Egor Kuzmich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リガチョフ」の意味・わかりやすい解説

リガチョフ
Ligachev, Egor Kuzmich

[生]1920.11.29. ソビエト社会主義共和国連邦,ノボシビルスク
[没]2021.5.7. ロシア,モスクワ
エゴール・リガチョフ。ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)およびロシアの政治家。ミハイル・ゴルバチョフの進めるペレストロイカの改革路線に対し,保守派幹部の一人として異議を唱えた。1943年モスクワ航空大学卒業。1944年ソ連共産党入党。航空機工場技師として勤務ののち,1946~49年共産青年同盟ノボシビルスク州委員会書記,第一書記。1951年党中央委員会高級党学校卒業。1952~53年州党委員会部長。1955~58年ノボシビルスク州ソビエト執行委員会副議長。1961~63年ソ連共産党中央委員会ロシア共和国宣伝・煽動部次長。1963~65年同組織部次長。1966~76年党中央委員候補。1976年中央委員。1983年4月中央委員会組織・党活動部長。1983~90年党中央委員会書記。1984年4月最高会議連邦会議立法委員長。1985年政治局員候補を経ずに政治局員に抜擢,ゴルバチョフの右腕ともいわれたが,のちに対立し,1990年7月失脚。ソ連解体後は,ロシア共産党に入党し,1999~2003年連邦下院議員を務めた。

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