リソソル(読み)りそそる(英語表記)lithosol

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リソソル」の意味・わかりやすい解説

リソソル
りそそる
lithosol

山地海岸傾斜地を覆う土層の浅い土壌で、岩石表面の風化物を母材とする未成熟土。固結岩屑土(こけつがんせつど)ともいう。傾斜面の地表を流れる流去水や高冷地の場合の霜の作用により、表土が安定せず、土壌の層位分化が十分に行われない。礫質(れきしつ)の土性からなり土層の厚さも薄く、数十センチメートル下層は基盤岩石に達するのが普通である。

[浅海重夫・渡邊眞紀子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android