リソソル(読み)りそそる(その他表記)lithosol

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リソソル」の意味・わかりやすい解説

リソソル
りそそる
lithosol

山地海岸傾斜地を覆う土層の浅い土壌で、岩石表面の風化物を母材とする未成熟土。固結岩屑土(こけつがんせつど)ともいう。傾斜面の地表を流れる流去水や高冷地の場合の霜の作用により、表土が安定せず、土壌の層位分化が十分に行われない。礫質(れきしつ)の土性からなり土層の厚さも薄く、数十センチメートル下層は基盤岩石に達するのが普通である。

[浅海重夫・渡邊眞紀子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「リソソル」の解説

リソソル

非成帯性土壌で,A層位が母岩の上に直接乗っているもの.普通は急傾斜地に形成され,このような所では土壌が形成されるとほとんど同じく浸食が速く行われる[Birkeland : 1974].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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