リビア方式

共同通信ニュース用語解説 「リビア方式」の解説

リビア方式

リビアは2003年12月、米英との約9カ月に及ぶ極秘交渉の末、核・化学生物など全ての大量破壊兵器廃棄約束。国際原子力機関(IAEA)が査察を担い、04年1月に核開発関連の資機材を米国向けに搬送し始め、3月には完了した。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は当時、国務次官としてこのプロセス主導。核放棄を先行させた後、見返りを与えた成功例を北朝鮮に適用したい意向を示したが、北朝鮮は核放棄したカダフィ大佐が11年に殺害されたことを重視し、核放棄に安易に応じない理由の一つにしてきた。(ワシントン共同)

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