化学辞典 第2版 「リモニン」の解説
リモニン
リモニン
limonin
C26H30O8(470.51).エボジン,オバクラクトン,ジクタムノラクトンともいう.ナツミカン,レモンなどかんきつ類の苦味成分.無色の柱状晶.分解点298 ℃.-128°(アセトン).λmax 207,285 nm(ε 7000,38).アセトン,クロロホルム,THFに可溶,水,エタノール,エーテルに難溶.リーベルマン反応は陽性,エールリヒ反応はより強い条件で陽性を示す.殺虫剤として用いられる.[CAS 1180-71-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報