20世紀西洋人名事典 「リュドミラピトエフ」の解説
リュドミラ ピトエフ
Ludmilla Pitoëff
1896 - 1951
フランスの俳優。
グルジア共和国出身。
夫は俳優であり演出家のジョルジュ、長男はサッシャ・ピトエフである。1915年亡命中のスイスで夫と共に素人劇団を組織し、戦後ルノルマンやピランデルロを上演し、’22年パリのシャンゼリゼ劇場に進出した。夫の演劇活動に協力し、「椿姫」「人形の家」、ショー「聖女ジョーン」のヒロインを務め、繊細だが強靱な芸で有名である。夫の死後、米国に巡業した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報