DHCPを使ってIPアドレスの割り当てを行なっている環境で、割り当てに失敗した際にOSが自動的に生成するIPアドレス。この自動割り当ての機能を「APIPA(Automatic Private IP Addressing)」と呼ぶ。IPv4のリンクローカルアドレスは「169.254.0.0~169.254.255.255」の範囲が規定されている。APIPAは、DHCPサーバーを立てない小規模なネットワークで、重複しないIPアドレスを割り当てるための仕組みであり、ルーターを通じて他のネットワークと通信することは想定されていない。