現代外国人名録2016 「リンハレル」の解説
リン ハレル
Lynn Harrell
- 職業・肩書
- チェロ奏者,指揮者 元クリーブランド管弦楽団首席奏者
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1944年1月30日
- 出生地
- ニューヨーク
- 学歴
- ジュリアード音楽学校卒,カーティス音楽学校
- 受賞
- ピアティゴルスキー賞,フォード財団コンサートアーティスト賞,エイブリー・フィッシャー賞(第1回)
- 経歴
- 10代で父親をがんで、母親を交通事故で相次いで亡くす。ジュリアード音楽学校でレナード・ローズ、カーティス音楽学校ではグレゴール・ピアティゴルスキーのもとで研鑽を積む。1960年カーネギー・ホールでニューヨーク・フィルと共演してデビュー。18歳でチャイコフスキー国際音楽コンクールに出場。本選には洩れたものの注目を集め、クリーブランド管弦楽団に入団、’65年21歳で最年少首席奏者に就任して話題を呼ぶ。’71年に退団後、ソリストとして国際的に活躍。アシュケナージ&パールマンとのトリオなど室内楽でも活躍。この間、ピアティゴルスキー賞、フォード財団コンサートアーティスト賞、第1回エイブリー・フィッシャー賞(マレイ・ペライアとの共同受賞)など、数多くの権威ある賞を受賞。長身で手が大きいにも拘わらず、チェロから発せられる音は繊細で優美と評される。アルバムに「ラフマニノフ/チェロ・ソナタ他」(’84年)などがある。アスペン音楽祭やヴェルビエ音楽祭への参加を始め後進育成にも尽力。2002〜2009年ライス大学音楽学校チェロ教授。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報