リンパ性白血病(読み)リンパせいはっけつびょう(英語表記)lymphatic leukemia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンパ性白血病」の意味・わかりやすい解説

リンパ性白血病
リンパせいはっけつびょう
lymphatic leukemia

リンパ球の幼若細胞が系統的に腫瘍性増殖を起す白血病で,急性慢性とがある。急性では,骨および関節疼痛リンパ節腫大肝脾腫がみられ,貧血出血傾向が出現する。治療には副腎皮質ホルモンビンクリスチンの効果が著しく,最近では,最も治療効果のみられる白血病である。慢性の場合には,しばしば疲労感や不快感があり,リンパ節の腫大,脾臓の腫脹がみられる。症状がなく,偶然発見されることも多い。副腎皮質ホルモン,種々のアルキル化薬,放射性リンなどが投与されるが,急性のものほど効果が顕著ではない。

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