出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
…後者は,進行した肝硬変や肝臓癌,肝臓内に長期間持続して胆汁が鬱滞(うつたい)することなどによって生じ,高度の肝臓萎縮と繊維化,およびその結果生じる肝血流障害,腫瘍性変化などが直接の原因となる。ともに症状として,全身消耗,皮膚や性器の異常,感染に対する抵抗力の低下,循環障害などを伴うが,黄疸の増強,腹水,出血傾向,肝性脳症と,高度の栄養障害が臨床的には重大な問題となる。
[肝臓の機能低下による種々の症状]
(1)黄疸 黄色色素のビリルビンが体内に蓄積して皮膚などを黄色に染める現象を黄疸という。…
…まれな遺伝性疾患として,顆粒球の機能が異常で,殺菌力が欠如しているため身体各所に感染症をきたす疾患もある。(3)止血作用の異常 正常人ではなにもおこらないくらいの外力ですぐ出血し,出血しはじめるとなかなかとまらない状態を出血傾向という。止血は血管,血小板,凝固因子の3者の協同作用で完全となり,このどれが異常でも出血傾向になる。…
…すなわち,凝固する。この血液が凝固する性質は,止血にとって必要な性質であり,血液凝固が正常に起きないと,止血が円滑に行われなくなり,出血傾向を呈するようになる。 先天的あるいは後天的に血液凝固機序が異常を呈するために,出血傾向が生ずる場合が多数存在する。…
…その間,繊維素溶解酵素によって止血栓が崩壊しないように,繊維素溶解に対する阻止因子が働く。
[出血傾向]
これら止血機序になにか異常があると,止血機序が円滑に作動しないため,止血が遅れ,また出血しやすくなる。これを出血傾向という。…
※「出血傾向」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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