最新 地学事典 「リーデルシア」の解説
リーデルシア
Riedel shear
偶力を受けて単純剪断の応力状態にある物体内部に発生する一種の剪断面。単純剪断の相対運動の方向と低角をなし,この方向に収束する。理想的には,これと共役な方向にもう一つのリーデルシアが発生するはずであるが,一般にこのような共役リーデルシアの形成はまれである。二次のシアと呼ばれることもあり,破壊理論のうちの内部摩擦角説を用いて説明される。剪断帯に特有な構造の一つで,雁行配列をなす。参考文献:宮田隆夫ほか(1978) 地球科学,32巻:265
執筆者:植村 武
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

