翻訳|conjugate
=x-yi を共役複素数という。幾何学的には,ガウス平面上で,z と
とは x軸に関して,対称である。z=
となる数は実数だけである。(7) 共役四元数 c.quateernion 二つの四元数 q=x0+x1i+x2j+x3k と
=x0-x1i-x2j-x3k(i,j,k は虚数)は,互いに共役であるという。(8) 共役根 c.roots 実係数の方程式が虚根 a+bi(a,b は実数,b≠0)をもてば,必ずその共役複素数 a-bi もこの方程式の根となる。このように互いに共役複素数となっているような 2根を共役根という。(9) 共役部分群 c.subgroup 群 G の部分群を H とし,a を G の任意の元とするとき,集合 a-1Ha={a-1ha|h∈H}を考えれば,a-1Ha もまた G の部分群である。これを H の共役部分群という。G の任意の元 a に対して,a-1Ha=H が成り立てば,H は G の正規部分群,あるいは不変部分群といわれる(a-1 は a の逆元)。(10) 共役体 c.fields 体 K の二つの拡大体を K1,K2 とするとき,K1 を K2 の上へ写像する対応σが存在し,K の任意の元αに対して,σ(α)=αが成り立てば,K2 を K に関する K1 の共役体という。(11) 共役元 c.elements 体 K の拡大体 K'の 2元α1,α2が,ともに K に関する代数的元であって,K における同一の既約多項式 f(x)の根となっているとき,このα1,α2を K に関する共役元という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…定数を2aとし,線分FF′の長さを2cとするとき,e=c/a(>1)を離心率という。直線FF′を横軸,線分FF′の垂直2等分線を共役軸といい,これらを合わせて主軸という。また,線分FF′の中点を中心という。…
※「共役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...