ルイ14世様式(読み)ルイじゅうよんせいようしき(英語表記)Louis XIV style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルイ14世様式」の意味・わかりやすい解説

ルイ14世様式
ルイじゅうよんせいようしき
Louis XIV style

フランス王ルイ 14世時代の美術様式。フランスのバロック時代にあたる。バロック建築導入はすでにルイ 13世時代に L.ル・ボーによって開始されていたが,ルイ 14世は 1661年,ル・ボーと造園家 A.ル・ノートルに命じてベルサイユ宮殿とその庭園増築 (第1次,1661~65,第2次,68~71) し,さらに J.マンサールを用いて第3次増築 (78~88) を行い,この時代の代表作とした。ル・ボーは,そのほかパリのコレージュ・デ・カトル・ナシオン (61) を建て,マンサールはパリのオテル・デザンバリッドドーム (80~1735) ,バンドームの広場 (1685) などを設計している。

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