ルサヌー修道院(読み)ルサヌーシュウドウイン

デジタル大辞泉 「ルサヌー修道院」の意味・読み・例文・類語

ルサヌー‐しゅうどういん〔‐シウダウヰン〕【ルサヌー修道院】

Iera Moni RoussanouΙερά Μονή Ρουσσάνου》ギリシャ中部、テッサリア地方のメテオラにある尼僧院。13世紀末の創設。16世紀半ばに現在の修道院が建造された。付属のメタモルフォシス教会内部には、クレタ派の画家テオファネスが描いたフレスコ画がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「ルサヌー修道院」の解説

ルサヌーしゅうどういん【ルサヌー修道院】

ギリシア北西部、テッサリア地方の北端カランバカ(Kalambaka)郊外奇岩山中にある、ギリシア正教の修道院群メテオラ(Meteora)の、現存する6つの修道院のうちの一つ。垂直に切り立った岩の上に、3層建ての修道院の建物が建っている。1288年にこの地に教会が建てられ、1545年に修道院として改修された。1950年以降は女子修道院となった。建物内には、1560年にクレタ派の画家によって描かれたフレスコ画がある。入り口には橋がかけられ、メテオラの修道院群の中では、カランバカから最も訪れやすい修道院である。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android