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るつぼ鋼 るつぼこうcrucible steel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

るつぼ鋼
るつぼこう
crucible steel

るつぼを用いてつくった鋼。 1742年にイギリスで開発された。るつぼの中では化学的精錬ができないので,優良な高品位原料 (他の製鋼法でつくられた鋼) を選んで再溶解したもの。厳密には鋼の精製法である。生産量がわずかで生産コストが高くつくので,特に高級な工具鋼や耐熱鋼,電磁気材料に用いられた。近年は高周波電気炉法や真空溶解法などの技術進歩により,ほとんど用いられなくなった。

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世界大百科事典内のるつぼ鋼の言及

【鋼】より

…溶融状の鋼は1740年イギリスのハンツマンBenjamin Huntsman(1704‐76)により初めてつくられた。この鋼はるつぼに原料を密閉し加熱して溶かすので,るつぼ鋼とも呼ばれる。一方,18世紀ころから鋳鉄の製造法として反射炉が用いられはじめ大砲などが鋳造されていたが,イギリスのコートHenry Cort(1740‐1800)は,反射炉をさらにくふうして銑鉄の溶融だけでなく,溶融した銑鉄をかくはん(攪拌)することによって半溶融状の可鍛鉄をつくることに成功した。…

※「るつぼ鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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