精錬(読み)セイレン

精選版 日本国語大辞典 「精錬」の意味・読み・例文・類語

せい‐れん【精錬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よくねりきたえること。十分に練習すること。
    1. [初出の実例]「中有金剛宝、時把加精錬」(出典:艸山集(1674)一四・和欧陽読書詩)
    2. [その他の文献]〔越絶書‐越絶外伝計倪〕
  3. 原料鉱石から必要とする金属を抽出する操作をいう。鉱石を溶融状態にして金属と非金属などに分離する高温化学反応を利用した乾式法と、水・希硫酸などの溶媒で金属を分離する湿式法とがある。
    1. [初出の実例]「金と他金属の和合、及び金を精錬する法は」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)
    2. [その他の文献]〔王褒‐四子講徳論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「精錬」の読み・字形・画数・意味

【精錬】せいれん

精練。

字通「精」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android