現代外国人名録2016 「ルドルフマーカス」の解説
ルドルフ マーカス
Rudolph Arthur Marcus
- 職業・肩書
- 化学者 カリフォルニア工科大学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1923年7月21日
- 出生地
- カナダ・モントリオール
- 専門
- 物理化学
- 学歴
- マッギル大学〔1943年〕卒
- 学位
- Ph.D.(マッギル大学)〔1946年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員, ロイヤル・ソサエティ外国会員, 米国芸術科学アカデミーフェロー
- 受賞
- ノーベル化学賞〔1992年〕,ウルフ化学賞〔1984年〕,米国国家科学賞〔1989年〕,ライナス・ポーリング賞(全米化学協会)〔1992年〕
- 経歴
- 1946〜49年カナダ国立学術研究会議で働いたのち、’49年米国に移住し、ノースカロライナ大学を経て、’51年ブルックリン高等科学技術学校助教授、’54年準教授、’58年教授。’64年イリノイ大学教授、’78年よりカリフォルニア工科大学アーサー・アモス・ノイエス教授職。この間’75〜76年オックスフォード大学理論化学客員教授。米国化学会、米国物理学会をはじめ国内外の学会の要職を歴任。’50年代後半から’60年代前半にかけて溶液中にある分子系のエネルギーが周囲の分子の構造変化からどの様な影響を受けるかを一般的な数式にまとめることに成功、“マーカス理論”と呼ばれる先駆的な化学反応理論を打ち立てた。この理論は’80年代末から’90年代にかけて実証された。これらの業績により’92年ノーベル化学賞を受賞。’58年米国籍を取得。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報