20世紀西洋人名事典 の解説
ルドルフ・E. パイエルス
Rudolf Ernst Peierls
1907 -
英国の理論物理学者。
バーミンガム大学数理物理学教授,ワシントン大学物理学教授。
ベルリン生まれ。
ゾンマーフェルト、ハンゼンベルク、パウリに師事し、1932年ロックフェラー特別研究所員となる。’37年バーミンガム大学数理物理学教授を経て、’43年米国で原爆開発計画に従事し、’63年オックスフォード大学教授を経て、’74年ワシントン大学教授となる。固体量子論の確立に貢献し、パイエルス転移や原子核論など量子論と核物理学の分野に優れた業績を残す。’59年ロイヤル・メダル、’63年にマックス・プランク・メダルを受賞、さらに’80年にはエンリコ・フェルミ賞を受賞する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報