ルミユ協定(読み)ルミユきょうてい(その他表記)Lemieux Agreement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルミユ協定」の意味・わかりやすい解説

ルミユ協定
ルミユきょうてい
Lemieux Agreement

1908年1月 20日,カナダ労相 R.ルミユと日本の林董外相の間に結ばれた移住者のいわゆる紳士協定。同協定でカナダへの日本人移住者は年間 400人 (妻子を含まない) に制限。この背後には,前年7月1隻の船で 1177人の日本人がカナダへ渡航するなど日本人移住者が急増し,同9月7日,バンクーバーの日本人街がアジア人排斥同盟によって襲撃され,排日運動最高潮に達したためである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android