ルリカラクサ(その他表記)Nemophila menziesii; baby blue-eyes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルリカラクサ」の意味・わかりやすい解説

ルリカラクサ
Nemophila menziesii; baby blue-eyes

ハゼリソウ科の一年草。北アメリカのカリフォルニア,オレゴン州原産。原産地では山間湿地に生える。多肉な茎が横に地面をはい,高さは約 20cmで全体がほとんど無毛である。葉は羽状に細く裂け,茎の上方では対生する。春早くから秋遅くまで,葉腋に長い柄のある合弁花を1個ずつつけ,花冠の上半部は5弁に割れてやや回旋状をなす。花の色は淡青色から白色まで種々あり,中央に暗褐色または紫色斑紋がある。観賞用に植えられ,夏花壇用は3~4月,春花壇用は秋に種をまく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のルリカラクサの言及

【ネモフィラ】より

…花色が幼児の碧眼を思わせるほど美しいので,baby‐blue‐eyesの英名があるハゼリソウ科の一年草(イラスト)。和名はルリカラクサ。春,花壇に植え込むと青一色に美しく,鉢植えにも喜ばれる。…

※「ルリカラクサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android