ルーイシアン・コンプレックス

最新 地学事典 の解説

ルーイシアン・コンプレックス

Lewisian complex

スコットランド北西端からOuter Hebrides諸島に分布する先カンブリア時代基盤岩類。レビス系またはルーイシアン片麻岩とも呼ばれた。始生代のScourianとそれらが原生代に再変成されたLaxfordianに区分。Scourianは主に縞状片麻岩からなり,チャーノッカイトや斜長岩を伴う。29億年前の堆積岩・苦鉄質~超苦鉄質火成岩と29億~27億年前のトーナル岩・花崗閃緑岩とが27億年前にグラニュライト相変成作用を受けた岩石である。24億年前と20億年前には苦鉄質火成岩(ソレアイト)の平行岩脈群(post-Scourian dyke swarm)が貫入し,さらに19億~17億年前に広域変成(Laxfordian)と花崗岩の貫入を受けミグマタイト化。全体を覆って原生代後期~古生代初期の被覆岩層(Torridonian)が分布。東側のカレドニア造山帯とは顕著な衝上断層で接し,マイロナイト帯が広く分布する(Moine thrust zone)。かつてグリーンランド・カナダの楯状地に続いていたと考えられ,Scottish shield fragmentとかHebridean shieldとかEriaなどと呼ばれる。参考文献G.Y.Craig(ed.)(1991) Geology of Scotland

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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