ヨーロッパのルーマニアでおこる地震。バルカン半島北東部に位置するルーマニアは、アフリカ大陸とユーラシア大陸の衝突の場であり、大地震が頻発する。これらの地震の特徴は、ブランシア地方を中心とした比較的狭い地域に発生する深発型の地震(震源の深さ百~百数十キロメートル)であることである。歴史地震からみたマグニチュード(M)7以上の大地震の発生頻度は、100年間に2~3回ときわめて高い。1977年3月4日の大地震(M7.2)もその一つで、震央から約160キロメートル離れた首都ブクレシュティ(ブカレスト)をはじめ、400キロメートルも離れた地域にまで大被害をもたらした。
[脇田 宏]
ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...