レウキッペとクレイトフォン物語(読み)レウキッペとクレイトフォンものがたり(その他表記)Ta kata Leukippēn kai Kleitophōnta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

レウキッペとクレイトフォン物語
レウキッペとクレイトフォンものがたり
Ta kata Leukippēn kai Kleitophōnta

2世紀頃のギリシアの作家アキレウス・タチオスの小説。従兄妹同士の2人が恋をして駆落ちし,地中海世界の各地でさまざまな困難に遭遇しながらもくじけず,数々の冒険ののちについに結ばれる。嵐の海での難破と漂流,盗賊,海賊,戦争,奴隷取引,横恋慕,裁判など筋を複雑にするための道具立てがふんだんに使われ,全編がクレイトフォンの語る回想の形で展開し,他のエピソードや寓話,愛に関する議論,絵画の説明的描写なども盛込まれている。

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