20世紀西洋人名事典 「レオベック」の解説
レオ ベック
Leo Beck
1873 - 1956
ポーランドの聖職者。
ポズナン生まれ。
1912年からベルリンのラビ(ユダヤ教聖職者)となる。リベラルな立場からのユダヤ教解釈を行い、ナチス政権下のユダヤ人の精神的指導者、道徳的支柱として、’33年ユダヤ人組織代表となる。第二次大戦末期は強制収容所に送られる。戦後はロンドンで過ごし、主著に「ユダヤ教の本質」(’23年)、「ユダヤ教の道」(’33年)などがある。’54年ロンドン、ニューヨーク、エルサレムに「レオ・ベック研究所」が設立され、ドイツ・ユダヤ人史に関する資料収集などが行われている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報