レジャンス様式(読み)レジャンスようしき(その他表記)régence style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レジャンス様式」の意味・わかりやすい解説

レジャンス様式
レジャンスようしき
régence style

18世紀の最初の 30年間のフランスの美術様式。特に家具,室内装飾,工芸品にみられる。ルイ 14世時代の重々しいバロック様式からルイ 15世時代のロココ様式の柔軟で優雅な形式へと移る過渡期で,その名称由来であるオルレアン公フィリップの「摂政 (レジャンス) 時代」 (1715~23) とは必ずしも一致せず,少し以前に始った。建築家 R.コッテ,指物師 C.クレッサンらによる優美な構成で,建築物の平面はしばしば丸みをもち,壁や天井や室内装飾が彫塑的に融合して,それらの間に鋭い分割がなくなった。工芸品にも流麗な曲線が顕著となり,優雅な装飾形式が生み出された。

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