20世紀西洋人名事典 「レジーヌクレスパン」の解説
レジーヌ クレスパン
Régine Crespin
1927.2.23 -
フランスのソプラノ歌手。
パリ・オペラ座プリマ・ドンナ。
マルセイユ生まれ。
パリ音楽院で学び、1950年に「ローエングリン」のエルザを歌ってデビューする。’51年にはパリ・オペラ座でエルザを歌い、以来パリ・オペラ座のプリマ・ドンナとして君臨するようになる。’59年のグラインドボーン音楽祭で「ばらの騎士」の元帥夫人マルシャリンを演じ、最高の当たり役として、欧米各地で演じた。ワグナー・ソプラノとして世界屈指と評価され、フランスのドラマチック・ソプラノの代表として活躍した。’91年現役を引退。フランス政府から、レジョン・ドヌール勲章も受章した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報