最新 地学事典 「レッドヒル石」の解説
レッドヒルせき
レッドヒル石
leadhillite
化学組成Pb4(SO4)(CO3)2(OH)2の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a, 格子定数a0.911nm, b2.082, c1.159, β90.46°, 単位格子中8分子含む。しばしば擬六方の板状・柱状結晶,粒状集合。ふつうあられ石に似た貫入双晶をなす。無~白~灰色,黄・淡緑ないし淡青色を帯びる。透明~半透明,樹脂~金剛光沢。しばしば紫外線下で黄色の蛍光を発する。劈開{001}に完全。硬度2.5~3,比重6.55。薄片では無色,屈折率α1.87,β2.00,γ2.01, 2V(-)~10°, 光分散v>r強。スザンナアイト(susannite)とマックパーソナイト(macphersonite)と多形をなし,これらと共生していることがある。鉛鉱床の酸化帯で白鉛鉱・硫酸鉛鉱・青鉛鉱などに伴う。日本では宮崎県西臼杵郡高千穂町土呂久鉱山から産出したことがある。名称は原産地英国スコットランドのLeadhillsに由来。
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

