翻訳|cerussite
鉛の炭酸塩鉱物の一つで、もっとも普通の鉛の二次鉱物。中性ないしややアルカリ性の条件で、方鉛鉱など鉛硫化鉱物の酸化分解によって生成される。自形は変化に富み、板状、柱状あるいは針状をなし、しばしば三連双晶(3個の個体が同じ関係で連なった双晶)をなす。秋田県協和町(現、大仙(だいせん)市協和)亀山盛(きさもり)鉱山、埼玉県秩父(ちちぶ)鉱山をはじめ産出例は多い。英名は、ラテン語で人工の炭酸鉛のことをさすセルッサcerussaに由来する。
[加藤 昭]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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