レバノン・シリア兄弟協力調整条約(読み)レバノンシリアきょうだいきょうりょくちょうせいじょうやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

レバノン・シリア兄弟協力調整条約
レバノンシリアきょうだいきょうりょくちょうせいじょうやく

1991年5月にレバノンシリア間で締結された条約で,両国外交,経済,安全保障などで共同政策をとり,最高評議会をはじめとして外交,経済,国防・治安に関して各委員会を設置するよう定めたもの。湾岸戦争中,ターイフ合意に反対しイラクの支援を受けていたアウン将軍が,シリアの支援をうけたフラウィー大統領によって排除され,レバノン内戦が事実上シリアの軍事プレゼンスによって終結した。そうした展開もあり,この兄弟 (同胞) 協力調整条約は,レバノンの新体制の構築,諸政策の展開に,シリアの発言権が圧倒的な強さを持ったことを意味している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む