同胞(読み)はらから

精選版 日本国語大辞典「同胞」の解説

はら‐から【同胞】

〘名〙 (古くは「はらがら」か)
① 母が同じである兄弟姉妹じて、一般に兄弟姉妹をいう。どうほう。
※続日本紀‐天平宝字三年(759)六月一六日「朕私の父母波良何良(ハラガラ)に至るまでに」
② 同じ国民民族。どうほう。
[補注]「はら」は、「から」は「うから()」「やから()」「ともがら」などの「から」と同じく、血族一族を意味すると思われる。「お国柄」「人柄」の「から」(素性・質)もこの転かとされる。

どう‐ほう ‥ハウ【同胞】

〘名〙 (「どうぼう」とも)
① 同じ腹から生まれた者。兄弟姉妹。はらから。
※小右記‐正暦元年(990)一〇月二二日「伊周朝臣加一級、正下 依后同
※神皇正統記(1339‐43)下「此同胞に高倉の第三の御子ましまししかども」 〔漢書‐東方朔伝〕
② 同じ国土に生まれた者。同一の国民。また、同一の民族。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉七「嗟呼我が同胞人民よ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「同胞」の解説

どう‐ほう〔‐ハウ〕【同胞】

《「どうぼう」とも》
同じ父母から生まれた兄弟姉妹。
同じ国土に生まれた人々。同じ国民。また、同じ民族。「海外で働く同胞を支援する」
[類語](1兄弟兄弟けいてい姉妹しまい兄妹けいまい姉弟してい弟妹ていまい兄姉けいしはらから連枝れんし/(2国民人民公民市民万民ばんみん四民臣民国人くにびと国民くにたみたみ民草たみくさ億兆おくちょう蒼生そうせい蒼氓そうぼう赤子

はら‐から【同胞】

《古くは「はらがら」》
同じ母から生まれた兄弟姉妹。また、一般に兄弟姉妹。
同じ国民。どうほう。
[類語]兄弟兄弟けいてい姉妹しまい兄妹けいまい姉弟してい弟妹ていまい兄姉けいし同胞どうほう連枝れんし

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