レロ(その他表記)Røros

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レロ」の意味・わかりやすい解説

レロ
Røros

ノルウェー中部,セールトレネラーグ県,スウェーデン国境近くの標高 600mの地にある旧鉱山の町。 1644年の銅鉱脈発見以降,1977年まで 300年あまりもの間操業が続けられた。 16世紀末,国王クリスティアン4世によってドイツから多数の労働者が投入され,厳しい自然と労働環境のもとで数世代にわたって掘り続けられた結果,立坑と坑員用の住居のほか,自給自足のための農場からなる独特な町を形成した。 1650年に建てられた聖堂は 1784年に石造りに改修され,鐘楼には鉱山を象徴する交差する2本のハンマーが描かれている。このほか所長や役人邸宅も残されている。 1980年世界遺産の文化遺産に登録。

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