石造り(読み)イシヅクリ

デジタル大辞泉 「石造り」の意味・読み・例文・類語

いし‐づくり【石造り/石作り】

石で物をつくること。また、その物や、それを職業とする人。
石作大化(645~650)前代石棺陵墓築造に従事していた氏族。いしつくり。

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精選版 日本国語大辞典 「石造り」の意味・読み・例文・類語

いし‐づくり【石造・石作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 石材で物を造ること。また、造った物。それを業とする人。石切り。せきぞう。
    1. [初出の実例]「いしつくりしてわらすれば、一度に十二にこそわれて侍りしか」(出典:国基集(1102頃))
  3. 大化前代の部(べ)の一つ。石棺や石室をつくることを職掌とする。垂仁天皇の代に皇后の石棺をつくったことから設置されたとの伝承を持つ。石棺造(いしきづくり)。〔新撰姓氏録(815)〕

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