ロカール(読み)ろかーる(その他表記)Michel Rocard

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロカール」の意味・わかりやすい解説

ロカール
ろかーる
Michel Rocard
(1930―2016)

フランスの政治家。大学教授を父にもち、パリ大学、国立行政学院(ENA)を卒業。1958年に財務検査官となるが、その一方で社会主義学生団の全国書記(1955~1956)として左翼学生運動で活躍。1958年にアルジェリア戦争を批判して社会党SFIO)を離れ、1960年マンデス・フランスらと統一社会党PSU)を創設。同党全国書記(1967~1973)を務め1969年の大統領選挙に出馬するが第1回投票で惨敗した。1974年にミッテランの社会党(PS)に復帰し、モーロワ社会党内閣の計画・地域開発相(1981~1983)、モーロワ内閣とファビウス内閣の農相(1983~1985)を歴任。1988年のミッテラン大統領再選後、首相となるが、1991年辞任。

[平瀬徹也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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