ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロクサネ」の意味・わかりやすい解説
ロクサネ
Rhōxanē; Roxana
[没]前310頃.トラキア,アンフィポリス
アレクサンドロス3世 (大王)の妻。ラテン名ロクサナ。バクトリアの豪族の娘で,大王の遠征途上,現地民の和解策として,前 327年大王と結婚。大王死 (前 323) 後,バビロニアで男児を生んだ。その息子アレクサンドロス4世を後継者として王に即位させたが,後継者争いのさなか,前 316年カサンドロスに捕えられ,のちに息子とともに殺された。
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