日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
ろさんぜるすふぃるはーもにーかんげんがくだん
Los Angeles Philharmonic Orchestra
アメリカの管弦楽団。1919年設立。初代の音楽監督はワルター・ヘンリー・ロスウェルWalter Henry Rothwell。29年から39年までロジンスキー、クレンペラーを客演指揮者として定期的に迎え活動した。第二次世界大戦後は、アルフレッド・ウォーレンシュタインAlfred Wallenstein(1898―1983)、ベイヌムが音楽監督となったが、63年から77年まで音楽監督を務めたズビン・メータは積極的にレコード録音を行い、楽団を有名にした。メータ以後はカルロ・マリア・ジュリーニが78年から84年まで音楽監督を務め、以後アンドレ・プレビン(1985~89)を経て、92年からはフィンランド出身の指揮者エサ・ペッカ・サロネンEsa-Pekka Salonen(1958― )がその任にある。野外音楽堂ハリウッド・ボウルHollywood Bowlでの軽音楽コンサート・シリーズでも有名。1956年(昭和31)ウォーレンシュタインとともに初来日。
[美山良夫]