ロシア捕虜収容所

共同通信ニュース用語解説 「ロシア捕虜収容所」の解説

ロシア捕虜収容所

日露戦争では、旅順、奉天戦闘や、日本海海戦などで捕虜となったロシア兵の約7万2千人が日本に送られ、習志野静岡、名古屋、大阪、福知山松山、福岡など全国29カ所に収容所が設置された。日本は1899年に調印したハーグ条約に基づく人道的な待遇を重視し、逃亡しないとの誓約書を出せば将校は制限付きで自由行動が認められ、素行のいい下級兵士も警官らの同行で外出し、捕虜の死亡時には葬儀も執り行われた。捕虜は1906年2月までにロシアに帰国し、当時のロシア側公文書は「日本人は捕虜に非常に親切だった」と記録している。(モスクワ共同)

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