20世紀西洋人名事典 「ロバートヘンリ」の解説
ロバート ヘンリ
Robert Henri
1865.6.25 - 1929.7.12
米国の画家。
オハイオ州シンシナティ生まれ。
本名ロバート・ヘンリー・コーゼット〈Robert Henry Cozad〉。
ペンシルベニア美術アカデミー、パリのアカデミー・ジュリアン、エコール・デ・ボザールで学ぶ。マネ、F.ハルスの影響を受け、都市の情景や人物を描き、市民生活に密着した新しい写実絵画を提唱。1908年「ジ・エイト展」を組織し意識革命を行い、20世紀初期のアメリカ画壇の指導的地位につく。教育者としても精力的に活動、’08年ヘンリ美術学校を設立、ホッパー、ベン・ジャーン、S.デービス、国吉康雄等を育て、「ニューヨークの冬の街路」(’02年、ワシントン、ナショナル・ギャラリー)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報