日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロプブリー」の意味・わかりやすい解説 ロプブリーろぷぶりーLopburi タイ中部の町。チャオプラヤー・デルタの北東縁、ロプブリー川左岸に位置する。人口5万4373、同名の県の人口は74万5506(2000)。西部に広大な米作地、東部に急速に開拓されたトウモロコシ生産地を控え、産物の集散地、商業中心地として発展している。13世紀まではクメール人の支配下にあり、1665年以降アユタヤ朝の夏の離宮が置かれた。クメール時代の寺院や廟(びょう)の遺跡、アユタヤ朝の王宮(現、考古美術館)などが保存され、多数の観光客が訪れる。[友杉 孝] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例