日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロベルトゥス」の意味・わかりやすい解説 ロベルトゥスろべるとぅすRobertus(1029ころ―1111) シトー会の創立者、聖人。11世紀の修道院改革を担った人物の一人。モレムのベネディクト会修道院長として改革を目ざすが、達成できず、21人の修道士を伴って同修道院を去り、1098年、ディジョンに近いシトーの森に、聖ベネディクトゥスの戒律を厳格に守り、清貧と静寂のなかで修業の生活を送ることを目的とする修道会を創立した。創立後1年半にしてモレムの修道院に呼び戻されたが、シトー会は、聖ベルナルドゥスなどの努力によって、その後大いに発展した。[大谷啓治 2017年12月12日][参照項目] | シトー会 | ベネディクトゥス | ベルナルドゥス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例