最新 地学事典 「ロマネシュ鉱」の解説
ロマネシュこう
ロマネシュ鉱
romanèchite
化学組成(Ba, H2O)2(Mn4+, Mn3+)5O10の鉱物。サイロメレンと呼ばれたことがある。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a1.3929nm, b0.2846, c0.9678, β92.65,単位格子中2分子含む。塊状,ぶどう状,土状集合。亜金属~土状光沢,劈開面上で真珠光沢。劈開不明。硬度5~6,土状のものは低い。比重4.71。黒〜灰色。条痕褐黒〜黒色。不透明,反射光下で灰白色,反射異方性強,反射率35.0〜28.0%(470nm),32.0〜26.0(546),30.3〜25.1(589),28.8〜24.1(650)。各種マンガン鉱床の酸化帯中,堆積物中の団塊として,あるいは石灰岩を交代して産出。花崗岩ペグマタイト中に産出。産地フランスのRomanècheに由来。
執筆者:加藤 昭・広渡 文利・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

