ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンチュワン県」の意味・わかりやすい解説 ロンチュワン(竜泉)〔県〕ロンチュワンLongquan 中国華東地方,チョーチヤン (浙江) 省南西部,リーシュイ (麗水) 地区の県。シエンシヤリン (仙霞嶺) 山脈とトンコンシャン (洞宮山) 山脈にはさまれた,オウ (甌) 江上流のロンチュワン渓にある。古くから磁器の産地で,特に南宋の代に盛んとなり,青磁は竜泉窯と呼ばれて珍重された。明末以後すたれていたが,人民共和国成立後,国営の磁器工場がつくられ,ペキン (北京) の故宮博物院,科学院,美術学院などの専門家と,現地の労働者の研究により復活した。山地は木材の産出が多く,谷ではイネ,茶などが栽培される。人口 26万 6101 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by