ローカル・コンテント法案(読み)ローカルコンテントほうあん

百科事典マイペディア の解説

ローカル・コンテント法案【ローカルコンテントほうあん】

Fair Practices in Automotive Product Act。米国の自動車部品国内調達法案。これは自国産業を保護するための典型的な保護主義法案で,内外から批判があり,法案自体は1981年以来たびたび議会へ提出されるが廃案になっている。ただ1992年のブッシュ大統領来日の際には,対日貿易不均衡の解決策として,米国からの部品購入総額の目標設定(1994年度までに190億ドル),在米日本企業のローカル・コンテント(現地調達率)を1990年度の50%から1994年度には70%に引上げなどを要求した。その後の日米包括経済協議でも,米国側はローカル・コンテントへの強い関心を示した。最近はヨーロッパ連合EU)も日本に対して現地調達率引上げを要求してきている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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