ローヌ県(読み)ローヌ(その他表記)Rhône

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローヌ県」の意味・わかりやすい解説

ローヌ〔県〕
ローヌ
Rhône

フランス南東部,ローヌアルプ地域 (レジオン) の県。マシフサントラル (中央山地) 北東部,旧リヨネ州にある。県都リヨン。北から流れるソーヌ川に,東のアルプスから下ってきたローヌ川がリヨンで合流し,南下する。霧が多く,夏は暑く冬は温暖。河谷ではコムギテンサイがつくられ,低い丘陵では有名なボージョレ・ワインのためのブドウが栽培される。工業県で,特に絹織物と被服工業は有名であるが,県人口の4分の3を占めるリヨンを中心に金属・化学工業なども盛んである。面積 3249km2。人口 150万 8966 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android