知恵蔵mini 「ロービジョンケア」の解説 ロービジョンケア 通常の眼科治療では視力、視野、色覚といった視機能の低下(ロービジョン)が回復せず、日常生活に困難を抱えている人への支援の総称。患者が残された視機能を最大限に活用し、快適で自立した生活を送れるよう、眼科専門医が適切な助言や指導を行う。主な支援内容に、点字や日常生活の訓練が受けられるリハビリ施設の紹介、視覚補助具や音声機器のアドバイス、特別支援学校や職業訓練施設の紹介、福祉制度の情報提供、心理ケアなどがある。ロービジョンケアは欧米で提唱・発達したとされ、日本では2012年4月に眼科の正式な医療行為として認められ、健康保険の適用が可能になった。 (2014-6-4) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報