ロームシャ(その他表記)Romusya

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロームシャ」の解説

ロームシャ
Romusya

労務者のこと。日本軍政下のインドネシア,特にジャワ飛行場など防衛工事をはじめ鉄道,道路炭鉱などの労働に半強制的に徴用された人々。劣悪な労働条件で多くの犠牲者を出し,日本支配の過酷さを象徴するインドネシア語になった。正確な徴用者数は不明だが,インドネシア側の推定では410万人。泰緬(たいめん)鉄道工事など外国にも大勢送られ,戦後も帰国できなかった者が多い。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む