普及版 字通 の解説
17画
[字訓] しげる・おおう・くらい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は會(会)(かい)。〔説文〕一下に「艸多き皃なり」とし、草の生い茂ることをいう。〔詩、曹風、候人〕「(くわい)たり(うつ)たり 南山に(てうせい)あり」とあって、朝は虹、・はそのたちあらわれるさまをいう。虹は陰陽の気であるから、情事を歌い起こす発想に用いた。下句に「季女斯(ここ)にう」とあって、とは愛情に飢渇することをいう。
[訓義]
1. しげる、おいしげる。
2. おおう、おおいしげる。
3. くらい、うすぐらい、かげる。
4. くもおこる、きりこもる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 シゲル・サカリ・ウルフ
[語系]
uat、鬱iutは声義近く、ともに茂盛の意。iut、・郁iuk、iun、iuanは、みな声義の関係がある。
[熟語]
▶・鬱▶・翳▶・▶・粋▶・▶
[下接語]
・翳・・榛・叢・茅・穢
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報