わいな(読み)ワイナ

デジタル大辞泉 「わいな」の意味・読み・例文・類語

わいな[終助]

[終助]終助詞「わい」+終助詞「な」から。中世末ごろ以降の語》「わいの」に同じ。
「忘るるひまはない―」〈浄・曽根崎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わいな」の意味・読み・例文・類語

わい‐な

  1. ( 終助詞「わい」に間投助詞「な」の付いたもの ) 詠嘆をこめての確認を、軽くやわらかに聞き手にもちかけるのに用いる。わいの。
    1. [初出の実例]「どうしたことのえんじゃやら、わするるひまはないはいな」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703)道行)

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