ワットプノン(英語表記)Wat Phnom

デジタル大辞泉 「ワットプノン」の意味・読み・例文・類語

ワット‐プノン(Wat Phnom)

カンボジア首都プノンペンにある仏教寺院。14世紀後半に建立名称は「丘の上」を意味し、プノンペンで最も高い丘の上に位置する。タイ軍の侵略を受けてアンコールを放棄し、この地に遷都したポニャー=ヤット王の遺灰を納める。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「ワットプノン」の解説

ワットプノン【ワットプノン】
Wat Phnom

カンボジアの首都プノンペンのシンボルとなっている仏教寺院。言い伝えによれば、14世紀末にペンという名の貴婦人メコン川の岸に流れ着いた仏像を見つけ、その仏像を安置するために1434年に近くの丘に建てた寺院が、この寺の始まりで、その丘の名前はプノンペン(ペン婦人の丘)と呼ばれるようになり、これがのちに町の名前となり今日の首都の名前になったといわれている。◇「ワットプノン」は「丘の寺」という意味。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android