ワルキュルヤ(その他表記)Valkyrja

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワルキュルヤ」の意味・わかりやすい解説

ワルキュルヤ
Valkyrja

北欧神話のオーディンに仕える戦いの乙女たち。その名は「殺された人々の選択者」の意。人間界の戦争で勇敢な戦死者がでるとオーディンの命令により戦場に行き,アスガルズに彼らを連れてくる役目をもつ。駿馬に乗って空を駆けるか,あるいは白鳥の姿で空を飛んでいるとも考えられ,身に着ける鎧 (よろい) の発する光が北極光であるとされる。英雄の妻や恋人になるワルキュルヤもいるが「古エッダ」ではフィン族の3人の王子が3人のワルキュルヤを妻にしたとされている。白鳥の姿で飛んでいたとき,疲れてスウェーデン王ニズズの領地で休み,湖辺で亜麻を織っていたところを3人の王子に捕えられ,7年間3組の夫婦は幸福に暮した。だが,8年目に妻たちは地上生活に飽き,夫の留守の間に飛び去ったという。彼女たちは戦士の運命や戦いに密接に関係しているため,ノルンとも結びつけられる。

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