ングニ諸族(読み)ングニしょぞく(その他表記)Nguni peoples

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ングニ諸族」の意味・わかりやすい解説

ングニ諸族
ングニしょぞく
Nguni peoples

アフリカ南部に居住するバンツー語系諸族の総称。 (1) 南部の本来の土地に住むズールー族コーサ族スワジ族,(2) ジンバブエンデベレ族,(3) 北マラウイ,ザンビアタンザニアモザンビークなどのンゴニ族,の文化・言語・社会的に多様な主要3集団に大別できる。以前から牛の略奪はあったが,18世紀後半には民族集団間の征服戦争が始り,一氏族にすぎなかったズールー族が 19世紀に強大な軍事国家を建設すると,ケープにフィンゴ族が興ったり,ズールー語を話す人々が一体化されるなど,ングニ諸族の編成は大きく変化した。一般にングニ諸族は,とうもろこし,雑穀などの焼畑耕作を伴う牧畜民で,外婚制父系氏族が地域単位と民族集団の核になる傾向が強い。出自,地位の継承,財産の相続も父系をたどる。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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